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僕の友人が築30年のマンションをリフォームしました。家をきれいにするのは手段でしかない、やっぱり人あっての家です。部屋はもちろんのこと、住人のライフスタイルも心も、どんなリフォームができたのでしょうか。

マンション リフォームの目的

リフォームといえば、古くなったキッチンや浴室などの設備や汚れた壁をきれいにすることが一般的だと思います。

間取りや設備、部屋の仕様、デザインなどは、時代に則した流行であったりもするので、住人のライフスタイルや家族構成の変化を経て、間取り変更をしたいというニーズもあるでしょう。

また、中古マンションや新築マンションの購入、住み替えとともに、日本にマンションができ始めて5,60年が経ち、部屋の全面改装による住みなおしといった視点も、いま、マンションのリフォームが注目されている理由の一つと考えています。

友人Oさんは、20年前に、いま住んでいるマンションを築10年3,000万円ほどで購入したそうですが、最近、同じマンションの似たタイプの部屋が、リフォームされた上で3,200万円で売り出されているのを見て、自分も売りやすく、また貸しやすくするために、リフォームを思い立ったとのことです。

マンションの物件概要

マンションの概要は以下です。

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朝日瀬田マンション
東京都世田谷区瀬田
田園都市線用賀駅徒歩11分
3階建て25戸
旧朝日建物分譲
清水建設施工
1987年3月築(築30年)

Oさん邸は、1階部分専有面積51㎡、2LDKの間取りです(リフォーム前)。1階でも、前が私道とマンションの敷地があるため十分な空間ができ、陽当たり、採光ともに良好です。ここ僕は気に入りました。落ち着いた良い環境です。

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近隣は二子玉川を見下ろす高級住宅街。

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そんな環境に建つ3階建ての低層マンションです。バブル期に新築で売り出されたときは、相当(!?)したらしいです。

リフォームのポイント

今回のOさん邸リフォームのポイントを、以下の2点に勝手にまとめてみました。

★新築当初のように住戸全てをリフォーム

外観、室内の共用部分とう一部を除き、基本、部屋の内部は全て改装し、新築同様にしました。壁紙、床、トイレも洗面室もクローゼットも、室内全てが新築の部屋を購入した時と同様の真新しさがよみがえりました。そして当然、資産価値も復活です。

★夫婦2人生活深化のための間取り変更

それはすなわち、『夫婦それぞれのプライベート空間』と『2人での生活をより身近に明るく楽しむ空間』を両立させるための間取り変更でした。

もともとは2LDKという間取りでしたが、家族構成、ライフスタイルを鑑み、1LDK+DEN(書斎)という間取りにして、一つ屋根の下、夫婦それぞれの自立した生活スタイルを支援する一方で、今後夫婦2人が、より身近に感じることができる、明るく開放的な柔軟性を持つ空間に仕上がったのです。

マンションリフォーム ビフォーアフター♪

まず間取り図です。
もともと2LDKという部屋一つ一つが最低限の住空間として設計されていましたが、でも手狭でした。

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51㎡を3部屋に仕切るわけですから狭いですよ。以下はリフォーム前のリビングダイニングですが、こんな窮屈な暗めの空間でした。

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それを1LDK+DENにして、ゆったりとした2人で楽しむ空間として新たにリニューアルしました。

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この住戸の特徴である8メートルのワイドスパン(部屋の幅)を活かした改修です。DENの間仕切りを開けることで、ワイドスパンを活かしたLDの開放感、明るさを味わえることができます!とても広々とした空間になりました!

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DENは、Oさん本人の書斎スペース。Oさんのプライベート空間です。また、知人が泊まりに来た際の部屋としても十分に使用できます。

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でも??「Oさん、自分ばかりで、奥様のプライベートスペースないじゃないですか」

ということで、いやいや、そこはしっかり奥様のことも考えられていました。

通常は、ダイニングにおける夫婦の居場所は、どちらかといえば、ご主人様が壁際で上座、家全体やテレビを見当たせる場所に座りがち。我が家もそうです。

でも、今回、キッチン正面のダイニングスペースは奥様のものとして設計されていました。奥様が上座、壁際に陣取り、壁には奥様用の作業スペース(机)を設ける予定。ダイニングに座りながら、壁際に振り返ると奥様専用空間です。キッチンとダイニングは奥様の城として、Oさんはしっかり考えていたのでした。

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夫婦2人の主寝室も完全リニューアル。主寝室はもともと時代背景を感じさせる和室でしたが、

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洋室にチェンジ!また、間取り図をみていただくとわかりますが、主寝室については、壁紙などを刷新するだけではなく、新たにクローゼットを追加し、夫婦それぞれの独立した2つのクローゼットを設置。

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最近の一般的なマンションでは、主寝室を夫婦2人で使用するウォークインクローゼットが1箇所だけという事が多いですが、一つの部屋の中でそれぞれ独立したクローゼットを持つのは贅沢だと思いました。画像左手が奥様、画像には映っていませんが、手前側のクローゼットがOさん使用とのこと。エアコンがちょっと汚いですね(笑)。

個人的には、主寝室のバルコニーまで出られる窓の仕様は部屋も明るくなりますし、羨ましいです。そして洗濯の動線が、LDを介さず、洗面室とクローゼットとバルコニーを行き来できるので利便性が高いです(※窓、窓枠は、分譲時のまま。リフォームできない共用部分になります)。

キッチンは抜本的に見直しました。今までのキッチンでは、奥様が料理をしている時は、後ろ姿を見ながら会話をしていたのだそうです。

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この度、新たに対面式オープンキッチンにリニューアルすることで、「妻が料理している勇姿を正面から眺められますよ」と、Oさんは笑っていました。

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奥様の新しい一面を間近に見られるようになりますね。

他、もちろん、浴室、トイレ等も綺麗綺麗!水回りが一新され、明るい気持ちになって運気が上がりそうです!

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全体的に、開放的な明るい空間になり、お互いを近くに感じて明るく生活できるようになりました!それでいて、お互いのプライベート空間を見事に演出しています。夫婦2人のライフスタイル深化に伴って、新築時以上の真新しい住戸空間に生まれ変わりました!

リフォームする際の注意点

今回、Oさんは、何社か「アイミツ」をとった上で、大手マンションデベロッパーの住友不動産がリフォーム事業として手掛けている「新築そっくりさん」というリフォーム商品を選択しました。

リフォームする際の注意点ですが、やはりリフォーム事業は、不動産事業と一緒で、今までは中々消費者に分かりづらい商品、サービスでありました。そのような事業特性から生じていた問題点を、さすが大手資本の住友不動産の「新築そっくりさん」が、緻密に解決してくれます。

設計、自由な間取り変更

まずは何といってもこれですね。自分の思い通りのお部屋に改装できるかが一番のポイントです。大手マンションデベロッパーとしての強みをいかんなく発揮できるところです。特に『スケルトンリフォーム』という、建物の構造のみ残して部屋内すべてを解体してから、間取り、設備、配管、下地まで全部自由設計できるリフォーム形態。以下、Oさんの部屋をスケルトンにした状態です。この状態からおよそ2か月半で住戸が生まれ変わることになります。

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一部を除き、すべて住人の要望に見合った、現代の新築マンションよりもこだわった新築以上の住戸を創り上げます。

かゆいところに手が届くサービス

Oさんが一番助かったというポイントです。2級建築士として専門知識を持ち合わせた、住友の営業マンが窓口対応を万全に行ってくれます。他社の家具の仕様のことを調べてくれたり、家具のショールームに付き合ってくれたりと、かゆいところに手が届く盤石な体制を敷いてくれています。

今回、他の工務店から見積もりを取った際、若い兄ちゃんがやって来て、この会社に任せて大丈夫かなと不安に思ったそうです(若い兄ちゃんが悪いわけではないです)。そこはさすがの最大手ブランドですね。

安心のフォロー体制

リフォームの途中、段階的に「途中見学会」と称して住人を招いて説明会が行われたことで、とても安心してリフォームを任せられたということでした。

また、面倒な仮住まいですが、リフォーム顧客が仮住まいするためのマンションを、住友不動産が用意してくれます。なんと、住人のマンションと同規模である部屋の広さの、六本木のマンションを5万円で貸してくれたとのこと!破格です。

また、こちらも面倒な引っ越し作業ですが、住友の方で、5人の作業員を使って片道10万円で引き受けてくれました。10万円なら高くないです。ということでリフォームの間の面倒なことに関するフォロー体制もばっちりですね。

料金

「広さ」だけを基準にして料金が一律設定されているという、『定額制』を売りにしています。消費者が一番不安に思っている問題点だと思います。リフォームが始まった後、「この壁を壊すのに、更に金額がかかる」とか費用を吊り上げられてしまっては安心して頼めないですから。

Oさん邸、51㎡のリフォーム、気になるお値段は、1,000万円前後だそうです。正直、見積段階で、100万円単位で安価な事業主もあったそうですが、リフォームを進めていく段階で、当初の見積もり通りにいくとは限りません。

僕は単純に、大手だから全面内装や設備の改装など物理的な部分と人件費だけで、およそ1,000万円くらいかなと見積もりましたが、この住友不動産の「新築そっくりさん」は、上記のようなサービスや安心、フォロー体制も含めた価格であることを踏まえると、決して高くないと思いました。

他の注意点としては、

リフォームできない箇所

マンションにはリフォームできない箇所があります。当然、建物を支えている柱を削ったりはできませんし、窓枠なども、すべての住戸で分譲時に統一されている外観だからという理由から変更できなかったりします。つまり自分の住戸内でも専有部分になっていない『共用部分』については、リフォームを手掛けることはできないということです。

リフォームローン

高額な支払いですから、Oさんもローンを使用したとのことですが、リクシルの、設備を幾らでも購入さえすれば上限500万円まで無金利でローンが借りられる、というものを使用したそうです。

ニョーボ

以前、体調を壊した時でも、海外やら起業やらで相当忙しいOさんを献身的に支えた専業主婦の奥様のために、少しでも毎日が明るく楽しく生活してほしい、そんなOさんの想いが見事にリフォームとして表現されていました。

Oさんは3年前、女房様と一緒になった20周年に想いを馳せていました。

『最近は良い感じでお互い角が取れてきて、味にまろみが出てきたように思います。食ったことないし、食われたことないけど。いつも文句を言わず一緒にいてくれてどうもありがとう。きめた きめた お前とみちづれに』

そして今年は、新居20周年ですね。。。おめでとうございます!

これからも、夫婦円満、健康で明るい家庭を築いていってください!

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