先日、宅建士の試験を受けてきました。試験問題を持ち帰ることができ、すぐにユーキャンから回答が送られてきたので自己採点しました。ボーダーラインは、毎年50点中35点前後なのですが、どうだったかというと、、、なんと!!!・・最後まで記事を読んでもらおうとひっぱるつもりはありませんので結論を言うと、50点中20点という大惨敗に終わりました。。。
この記事の目次
宅建士とは
説明するまでもないかと思いますが、簡単に言うと不動産取引が公正に行われることを目的としてできた国家資格です。
以前は「宅地建物取引主任者」という資格名称でしたが、2015年に「宅地建物取引士」=「宅建士」として士業の仲間入りを果たしました。時代背景とともに業務の果たす重要性や役割の向上をとらえてのことですね。
大きな特徴として、宅建士でないとできない業務があります。それは「重要事項」の説明です。不動産業者が契約前、借り手・買い手に対し、契約上の決まり事を説明する義務があり、宅建士しかできない業務になっています。大変な不動産取引ですから、あとで「言った言わない」がないようにしっかり専門的な説明をするわけですね。
その説明義務を果たすために、宅建士は様々な法令など不動産取引に関する専門知識を習得しておかなければなりません。
なぜ、宅建士の資格を取得しようと思ったのか
僕がこの資格を取得しようと思った主な理由は、以前から僕がマンションのことを好きだと知っている知人から、「村越なら宅建の勉強楽しめるはずだから受けてみたら」と勧められていて興味があったこと、住まいに関する特化ブログをはじめようと思った時に、最低限の専門知識を裏付ける知識を習得したかったからです。
それと正直、まだ「志(こころざし)貧乏」が自分を勉強しなければならない衝動に突き動かしたことも事実です。よく言えば、キャリアを考えてのことです。
宅建士の、どんな勉強の仕方をしたのか
当初、TACなどの専門学校に通うことを検討していたのですが、周囲から「参考書と過去問程度で十分合格できる」というような話をもらったこともあり、学校と独学の合間をとって、通信教育のユーキャンを選んで試験の3か月前から勉強を始めました。
宅建士の試験内容は
4択の選択問題で50問。「正しいものはどれか」「誤ったものはどれか」といった類の問題です。試験時間は2時間。宅建業法、権利、法令による制限、不動産関連の統計問題などが出題されます。
当初、「過去問中心で」なんて言われていましたが、4択といえど暗記中心で対応できるものではなく僕にとっては難しかったです。正直できたなと思った問題は50問中1割くらいでした。
先ほども言ったように、50問中、正解は20問でした。合格ラインの7割には程遠い自己採点結果。半分もできないって・・・。
なぜ勉強ができなかったのか
なぜ合格できなかったかといえば、勉強しなかったからです。では、なぜ勉強できなかったのか、一言でいうと、通信教育というやりかたで自己管理ができなかったことにつきます。
ブログを同時にやり始めたので、ブログをやる時間が優先になってしまい、それ以外の時間を怠けてしまいました。ブログは、試験が終わってからでもよかったかなとも思いましたが、40も過ぎて自分が夢中なことは止められませんので、後悔はしていません。
それと、自分の性格上、やはり専門学校に通うべきでした。3か月間という短い時間の中で、自己管理が求められる通信教育は難しかったです。そして、やはり暗記するような難しい法令になると、紙面上からは頭に入ってこず、途中からどうしても勉強意欲を上げる事ができませんでした。「法律の背景」などを生の講義で興味をもってしっかり学ぶべきだったと思っています。
宅建士を勉強して理解できたこと
「理解できたこと」というのは、宅建士の知識のことではなく、「自己理解」「自分にとって」のことです。
1つ目は、あらためて当たり前のことですが、試験に合格したとしても、結局、実務の中でないと、この資格を活かしていくことは難しいなと感じたことです。法令などを一度暗記してもすぐ忘れてしまうような知識ばかりでした。紙切れの資格だけ持っていても仕方ありませんよね。今の自分の職業では、ただ資格を持っていても、どうなのかなと思っています。
2つ目は、次に、自分が何に夢中になれるのか、改めて自己理解が深まったことです。ブログと同時期にやり始めて、宅建士の勉強も並行して楽しんでいこうと考えていましたが、毎日ブログばかりに偏ってしまいました。そういう意味では、マンションのことが好きなのと、発信することが好きなので始めた「住まい」に関するブログでしたが、自分が夢中になれるものは「不動産」のことよりも「発信」する事のほうでした。なので、僕は将来的に、マンションや住まい関連のことに限らず、とにかく何かを発信していく営みを模索し続けるんだろうなと実感しています。
3つ目に、どうやらこの資格は様々な他の資格に親和性があることが理解できたこと。例えばファイナンシュルプランナー(FP)などの資格も今後勉強していくことで、更に住まいにおける理解の幅が広がっていくのではないかということがわかりました。お金のことはキャリアや職業、事業において、とても大事なことです。先ほど申し上げた、実務の中でないと活かせそうもない宅建士の資格×FPの資格で、宅建士だけでは尻つぼみになりそうなキャリアも、ひょっとしたら幅が広がるのではないかという展望が少し見えたことです。
今後どうしていくのか
来年は、お金を惜しまず専門学校に通って、しっかりモチベーションの維持と自己管理をしたうえで、来年の試験こそ真剣に合格を目指そうと思いました。そして、修得した知識を忘れないために、宅建士にとって大事な知識を、ブログでトピックとして発信し記録を残していこうと思っています。
以上、宅建士の試験ができなかった女々しい言い訳の記録でした。でもでも、自分の自己実現のため、毎日の生活の充実のため、諦めず日々頑張っていこうと思います!
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