先日、8年間愛用してきた、日立のテレビが壊れてしまいました。そろそろ替え時かなと思って量販店に行くと、店員さんから「テレビの寿命はちょうど8年くらいなんですよね」と言われました。店内に立ち並ぶ4Kテレビに目をとられながらも、このテレビが「見る」機能としてだけでなく、インテリアの一部としてとても重宝してきたことを再認識させられ、結局修理を決断したというお話です。
テレビもインテリアの一部
リビングダイニング(以下LD)の家具といえば、ダイニングテーブル、ソファ、ローテーブル、テレビ台の4点セットが主ですが、以前から書いているように、庶民のマンションのLDの広さは、およそ平均で12帖前後と、決して大きな余裕があるとはいいがたいです。なので、少しでも家具以外のスペースをとりたいですし、この4点の家具の風合いを合わせるのもなかなか大変なものです。
以下の写真のように、最初のマンションで一番最初に選択したテレビ台なんて、他の家具や部屋の色調も何も考えていなかったので、何だかわけのわからない緑っぽい色のテレビ台を購入して大きく後悔しました。
次に床と同じような色味のテレビ台を選びましたが、前回の記事でも書いたように、色は同系色であったものの、お金をかけたソファやローテーブル、また床の色調や材質とは全然違う安物で、部屋に入れたとたん「ああ、なんだかなあ・・・」と、もう買い替えるわけにもいかず、しばらく使用していました。
テレビ台もおしゃれなものにしようとすると中々高額なんですよね。そこまでお金をかけられませんでした。そして置くスペースも限られてくるわけで。というような中、出会ったのが、下の写真の今のテレビ、日立のWooでした。
このテレビの特徴ですが、テレビの薄型部分とスタンドだけのスタイリッシュなデザインを訴求し、厚みが出てしまうチューナー(HDD含む)部分をセパレートしています(写真のDVDの下の黒いデッキ)。
今のテレビはもうチューナーやらHDDすべて込みでも超薄型なんでしょうけど、当時は僕にとって画期的で一目ぼれのデザインでした。今のマンションでは、このセパレートのチューナーとDVDデッキをうまく置くのが面倒くさくて、写真の通りそのまま下に適当に置いてしまっていますが・・・・。
テレビ台ではなく、スタンド一体型のテレビ自体を買い替えて、テレビ台を始末したことで、このスタンド込みのテレビは、2つ目のマンションのインテリアにベストマッチしました。下の2つの写真のように、窓のそばのテレビ回りがダブつかずにスッキリし、衣替えも機敏に対応できるようになりました。
以上の写真は、その2つ目のマンションに設置していた時のものですが、
・チューナーがセパレートなので本体がスタイリッシュ
・チューナーはソファーの下などに別置きできる
・スタンド一体型で高さもばっちり
・スタンド一体型なので、テレビ台を置けない所でもOK
・壁に取り付けタイプと違い、好きな所に移動できる
・全体が薄いグレー色で、インテリアとマッチしやすい
など、インテリアとしてのメリットが多く、本当に気に入っていました。
ただし、このテレビ、2008年に購入して1年ちょっとですぐ壊れ、修理してまたすぐこわれ、今回壊れたのが3度目でした。僕が購入してすぐ壊れてから、どうもスタンドやセパレートタイプのチューナーの耐久性が悪いのではないかと思っていた矢先に、このテレビ発売中止になってしまったので、やっぱりなと思っていました。その後も、チューナーから異常音が出たり、たまにぶちっと電源が切れたりと調子はずっと良くない中、何とか最近までだましだまし頑張ってくれていましたのですが、9月にとうとう本格的に壊れました。
さてさて、いよいよ替え時かと、4Kテレビなどを物色してきて、画質のすばらしさに圧倒され、また店員さんから「今やLDのテレビは4Kで最低43インチ以上ですよね!」とか、「今や40インチ以下のテレビは寝室ですね」とか、「普通の液晶テレビは子供部屋ですね」と巧みな勧誘で、心を一瞬4Kテレビに囚われかけたのですが、他にYoutubeも見られるとか、機能がすごいだ、なんだか機械的な「デジタル家電」一色なわけですよ。
そこで、この日立のインテリア性抜群なテレビの良さを再認識させられて、結局修理をしました。
見事に直りました。しばらく不便な日々が続いていましたが、テレビのありがたさを実感しています!もう少し現役でバリバリ頑張ってほしいですね。また次にテレビを探す時も、ただ単に「デジタル家電」ではなく、インテリアとして部屋の中にマッチするテレビを探したいと思います。