人が生活するうえで水回りはとても大事です。主に間取り、配置から見た、キッチン、洗面室・浴室、トイレの使い勝手において、購入する前に知っておきたいポイントをお伝えしたいと思います。
3LDKマンションの間取りの見るべきポイント
現代の分譲マンションは、およそ一般的な2つのタイプの間取りに集約されると書きましたが
その中でも主に見るべきポイントを以下に挙げました。
・主寝室で見るべきポイント
・玄関、共用廊下側
・リビングダイニングで見るべきポイント
今回は、水回り。主に、キッチン、浴室洗面所、トイレの3か所についてです。
マンションのキッチンについて
分譲マンションで装備されているキッチンの形態については何種類かありますが、その中でも主な対面型キッチン、アイランド型キッチン、独立型(クローズド)キッチンについて特徴をみてみます。
およそ、現代のマンションにおけるキッチンは上記のようなタイプが多いと思います。対面型はLDとの一体感により、広々と空間利用ができ、食事を作りながら家族で会話ができたり子供を見守れるメリットがあります。
最後に独立型(クローズド)キッチンですが、LDとKが異なる空間です。下図のようにLDから独立して部屋のようになっています。
メリットは、キッチンで火を使用する熱気や油を使用する際、リビングに漏れたり充満しにくいことです。それとキッチンを主に使用する奥様によっては、キッチンの中を他人から見られたくないので、独立したタイプのキッチンの方が料理がしやすいと考える人もいるようです。
なぜ、独立型キッチンが少なくなってきたのでしょうか。
現代の分譲マンションでは、コスト高騰の煽りで専有面積が60㎡台の3LDKも多くなるなど、限られた面積の中で対面型オープンのLDKにした方が空間の広がりや生活の便利さを訴求できること、そして独立型のように、壁や棚などの余計なコストを抑えられる理由もあるのではないでしょうか。そうした売主側の都合と、対面型キッチンの開放感や利便性などから消費者の人気とマッチし、主流になったと考えられます(関連記事)。
マンションの浴室・洗面室・トイレについて
洗面室とトイレの配置によって、使い勝手やプライバシー性などに影響します。
洗面室、浴室が、LD内に面して配置されるケースです。メリットは、家族内では洗面室と浴室がキッチンやLDと近いことで安心して子供とのやり取りができたり、夏や冬はドアを開けることでLDの冷暖房を取り込めたり、また、キッチンとの動線が近いことで家事の利便性が高いことなどが挙げられますが、デメリットは、洗面室がLDに面していると、客人が泊まりに来た際や、家族内でも子供が多感な年頃になれば、着替えの気配などに気を遣う点です。
浴室・洗面所が、LDの外側の廊下に面して配置されるケース。メリット、デメリットは上記のLD内に面して設置される場合と逆になります。
トイレについては、特に、横長リビング型の間取りの場合、廊下が長くなるので、以上のようにLDから離れた配置になりやすいです。トイレの音や気配をできるだけLDから遠ざけるために、少しでもトイレがLDと離れて配置されている住戸を選びたいです。
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