ファミリータイプのマンションでは、主寝室は6畳前後が一般的な広さです。

現代のマンション。ファミリータイプの3LDKは、およそ70㎡。中でも洋室1(主寝室)は、6畳程度の広さが不文律になっています。

一般的なマンションの3LDK、70㎡タイプの間取り

夫婦の寝室は、これで足りるのでしょうか。

私は、最低限6.5畳は必要と考えています。

結婚したばかりだと、ダブルベッドを置ければ良いと考えがちですが、ちょうど良い距離感で夫婦円満な生活を続けて行くには、将来的にシングルベッドを2台置けるスペースが理想。

一般的に

ダブルサイズは1,400mm×2,000mm
クイーンサイズは1,600mm×2,000mm

シングルサイズが1,000mm×2,000mm
とすると×2台を置けるスペース。

他、スツール程度の家具を置いて、ベッド周りには余裕も必要です。

そのために、6.5畳(目安3,720mm×2,830mm=10.5㎡)は最低限欲しいと考えています。

6.5畳はあくまで最低限の目安です。

ただし、柱やクローゼットが室内に出っ張っていない、整形な空間が前提です。

特に柱は畳数の中に含まれるので注意です。あくまで形が整っている6.5畳。

それと、ベッドの長さ2,000mm以上(最低でも2,100mm以上)の幅を確保した空間ですね。

下記の通り、室内幅がない空間では足元に余裕がなかったり、そもそもシングルベッドを2台並べて置けないかもしれません。柱が浸食していて歪な空間も同様です。

それと収納ですね。夫婦の衣料が春夏と秋冬両方収まるスペースが理想です。

画像出典:「リリーゼ葛西」公式HP

これくらいあれば、他に収納家具を置いたり、室内に荷物が散乱したりせずに済みそうです。

現実的には、75㎡規模が必要だと思います。

そもそも子供が独立したら夫婦別室の選択肢もあるのですが、歳を重ねても、今日あった出来事など会話をしながら夫婦一緒に眠りにつきたいという願望がありまして。「渡鬼」でも角野卓造と泉ピン子はいつまでも同じ部屋で布団を隣にして寝ていました…。

以上、簡単ですが参考にしていただければと思います。

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