
今回は、「クレヴィア両国レジデンス」を紹介します。「ギャラリークレヴィア有楽町イトシア」を訪問しました。
この記事の目次
物件概要
クレヴィア両国レジデンス
東京都墨田区緑1
都営大江戸線「両国」駅徒歩4分、JR中央・総武線「両国」駅徒歩9分、都営新宿線「森下」駅徒歩7分
用途地域:商業地域
敷地面積:324.80㎡
建築面積:197.95㎡
延床面積:1,711.26㎡(容積対象外面積1,298.10㎡)
総戸数:10階建て26戸(事業協力者住戸1戸含む)
専有面積:35.03㎡~58.62㎡
駐車場台数:1台
売主:伊藤忠都市開発
施工:松尾工務店
建物竣工年月:2026年7月下旬(予定)
引渡し可能年月:2026年8月下旬(予定)

(出展:クレヴィア両国レジデンス 公式HP)
クレヴィア両国レジデンスの良さ・メリット
アクセス・立地面
本物件の大きなメリットは、大江戸線「両国」駅徒歩4分の駅近立地と、JR「両国」駅、「森下」駅の複数路線、複数駅を徒歩10分以内で利用できるポジションの良さです。この3路線を利用できるのは非常に便利。新宿、秋葉原、六本木方面など直通短時間での移動が可能で、都心部での機動力を発揮できます。

特に、築浅物件でJRの「両国」駅徒歩10分以内は希少。大きな買い物や遊びに行く時は、錦糸町や秋葉原にすぐ出られて助かります。秋葉原で山手線、京浜東北線に乗り換えて移動するルートの使用頻度も高まると思います。
両国駅周辺での楽しい暮らし
秋葉原や浅草橋、逆側の錦糸町に挟まれた両国は、少し落ち着いた街並み。大通りから一歩入れば静かな住環境で、駅周辺に歓楽街はありません。それほど賑やかではないので、都心の隣にいて利便性を享受しながら穏やかに暮らしたい人にピッタリな場所です。
マンション周辺は、住宅や事務所、小さい工場が並ぶ静かな場所。スーパーやコンビニも周囲に点在しているため生活には不便しないでしょう。
「森下」駅周辺や、JR、大江戸線「両国」駅周辺には外食できる場所が多くあります。大手チェーン店もありますが、それよりも、ちゃんこ屋、蕎麦屋、カフェ、洋食屋など新旧面白い飲食店が多いので、界隈を散策をする楽しみがあります。


清澄白河でコーヒーショップやパン屋めぐりをしたり、蔵前で雑貨屋やカフェ巡りをしたり、大きな買い物をするときは日本橋や秋葉原、錦糸町に行ったり。たまの相撲観戦も「つう」ですよね。都会の奥座敷、両国は、落ち着いた性格で洗練されている若い人たちが住むには中々楽しい場所。観光客からも注目されているエリアです。


東京の歴史、文化を全て学べてしまう一大スポット。何度行っても楽しい施設です!(26年春までリニューアル休館中)


以下、近隣の主な食料品スーパーです。
(両国方面)
マルエツ プチ 両国緑一丁目店(徒歩2分)
生鮮マルシェ(徒歩5分)
まいばすけっと両国駅東店(徒歩5分)
(森下方面)
泉屋森下店(徒歩7分)
ライフ菊川店(徒歩8分)

ハザードマップについて。エリア的には浸水のリスクが高いエリアですが、「緑1丁目」は比較的リスクが低い場所で、万が一の際の浸水リスクは、住戸1階程度とされています。ほか、住まいを検討する際は、最低限の下調べをしておきましょう(参考記事)。
クレヴィアブランドのデザイン、共用部の快適性
クレヴィアブランドのマンションは、「安心」とか「お洒落、洗練」を彷彿させる企画とデザインが特徴。
本物件は、シックなブラウンの基調の建物に、同系色の高級素材「サンドエレガンテ」を使用したエントランスホール周りの意匠が重厚で、ブラウン系に映える植栽など凝ったデザイン。出来上がりが楽しみです。
敷地は3方向を接道。外観全体を見渡せる開放感ある場所です。


(出展:クレヴィア両国レジデンス 公式HP)
共用部の快適性も考えられています。各フロアは内廊下設計でエアコンが入ります。プライバシー性の高さだけでなく、雨ざらしではない内廊下に更にエアコンが入ることで、自宅玄関から出た時、帰る直前の快適度が違ってきます。そして、各戸に宅配ボックスが用意されます。重たいものなどを留守中に入れておいてもらえるので何かと便利。配達業者は選定中とのことでした。

(出展:クレヴィア両国レジデンス 公式HP)

(出展:クレヴィア両国レジデンス 公式HP)
共用サービスとしては、衣類の保管付きクリーニングサービス「ワン・モア・クローゼット」が、入居より3年間(年2回)無料で利用できるようです。限られた専有面積ですから、ありがたいサービスですね。
他、24時間ゴミ出しが可能。管理員は週5日(金・日・祝日除く)、8時~12時の勤務を予定しています。この世帯数で、しっかりした常勤管理は人件費コストに関わってくるのですが、何かあったときに安心ですし、全体の維持管理から防犯面など常にケアをしてくれるので、マンションの維持、管理には大きなプラスになってきます。
居住性豊かな間取り・設備仕様
専有部の居住性の高さが、クレヴィアブランドのもう一つの良さ。本物件でも、間取りの良さと、上質な生活を実感できる設備面の良さが光ります。
間取りは、3タイプのうち、特に両側2LDKのワイドスパン角住戸が、明るそうで効率化された空間。
Aタイプ 58.62㎡

(出展:クレヴィア両国レジデンス 公式HP)

(出展:クレヴィア両国レジデンス 公式HP)
正方形に近い住戸で、各居室、空間を効率的に配置。部屋の形が良いので家具の配置もしやすいです。特に、開放感ある暮らしが楽しめる8.9mのワイドスパンと、9か所の窓が圧巻。全ての居室、洗面室へはリビングアウトの配置でプライバシー性も確保されています。廊下やキッチンにも窓があるので通風にも優れたプランになります。敷地東側にマンションが建っているのは気になるところ。15mほど離隔は取れていますがレースのカーテンは必須です。ただ、LD北向きにも窓がしっかりある角住戸なので、採光条件は良いです(メニューの選択についてはギャラリーへご確認ください)。
Bタイプ 35.03㎡

(出展:クレヴィア両国レジデンス 公式HP)
中住戸の1LDK。間口が広い1LDKはいいですね!この専有面積では間口が狭く圧迫感がある細長い住戸が多いのですが、このスパン。洋室を開ければ広々とした明るい空間での生活を楽しめるでしょう。北側は、4階くらいから抜けてきそうです。
Cタイプ 47.01㎡

(出展:クレヴィア両国レジデンス 公式HP)
CタイプもAタイプと同様、正方形の形で効率的に空間を使えています。特に、現在敷地西側が駐車場と低層の住宅地なので、こちらの方が開放感と明るさがありそう。LD北側の窓が大きいのも良いですね。こちらもキッチンに窓。洋室2は収納にしたり作業部屋にもできるユーティリティスペース。
総じて、このようなワイドスパン、窓がたくさんある部屋では、明るく気分良く生活できます。一度このような部屋に住んだ後で、住戸スパンが狭い一般的な「田の字型」の間取りに暮らすと、生活の「張り」が違うのがわかります。この辺は積極的に小規模マンションを選びたい理由になります(参考記事)。
設備面は、空間の質の高さを重視しています。グースネック上のタッチレス水栓、高級素材のフィオレストーン天板は、空間を美しく見せ、居心地良い空間づくりに貢献。これも、一般的なコンパクトマンションと住み比べればわかること。トイレも、見た目が良く清潔なタンクレストイレ、お洒落なスティックリモコン、独立した手洗いカウンターを設け、上質な空間を作り上げています。二重床・二重天も手を抜かず。
キッチン、洗面室の引き出しは両方ともソフトクローズ機能で丁寧な仕上げです。他、温水式床暖房、食器洗い乾燥機も標準で設置されています。
クレヴィア両国レジデンス 間取り 価格
全タイプの間取りと主な価格帯です(最上階に、もう1タイプ住戸があるのですが、地権者住戸になっています)。
Aタイプ 58.62㎡
5階 10,490万円(坪単価592万円)
7階 10,890万円(坪単価614万円)
8階 11,290万円(坪単価637万円)
Bタイプ 35.03㎡
4階 5,890万円(坪単価556万円)
5階 6,140万円(坪単価579万円)
6階 6,240万円(坪単価589万円)
7階 6,290万円(坪単価594万円)
8階 6,490万円(坪単価612万円)
9階 6,690万円(坪単価631万円)
Cタイプ 47.01㎡
5階 8,390万円(坪単価590万円)
7階 8,790万円(坪単価618万円)
9階 9,190万円(坪単価646万円)
平均坪単価は約600万円でした。
月々のランニングコストは以下。
Aタイプ 58.62㎡
管理費、34,900円
修繕積立金、11,700円
インターネット使用料、1,265円
月額合計、47,865円
管理費が重ためですね。
ただし、前述の通り、管理員の常勤、内廊下設計でエアコン完備、各住戸に個別の宅配ボックスもありますから、ただ高いだけではありません。
クレヴィア両国レジデンスのデメリット
気になった点は、周辺街並みの好みとマンションの規模感、一部の北向き住戸ですね。
両国は、総武線でいえば両隣駅に比べて街が落ち着いています。穏やかな住環境の裏返しになりますが、賑やかな場所に住みたい人にとっては物足りないと思います。
マンションは26戸の小規模。最近のクレヴィアブランドの中でも規模感がなく、外観やランドプランが少し寂しめ。共用施設がほぼ無く管理費も重ためです。豪華なタワーや大規模に惹かれる方、利便性が高い共用施設が欲しいと思っている方には向いていないかもしれません。こちらも穏やかな住環境、プライバシー性重視や間取りの良さの裏返しになってきます。
あと、中住戸の1LDKは完全に北向きなので、『住まいは日当たり』と思って生活してきた方が、どう判断するか。北側の住宅にあたった陽がこちらに照り返される間接光が室内に十分に入って来るので、特に中層階以上なら明るさという意味では心配いらないと思います。それと、立地の良さを優先に考えられればですね。
(住環境は将来まで約束されたものではありません)
最後に・まとめ
坪単価600万円は、びっくりしてしまいましたが、以下のように、近隣の分譲が同じように高騰しており、「オーベルアーバンツ秋葉原」の売れ行きも好調と聞きます。
浅草レジデンス
稲荷町駅4分、坪750万円
グランドメゾン御徒町公園
仲御徒町駅2分、坪720万円
オーベルアーバンツ秋葉原
秋葉原駅6分、坪700万円
パークホームズ浅草橋
浅草橋駅2分、坪610万円
ザ・ライオンズミレス蔵前
蔵前駅7分、坪540万円
ヴァースグレイシア門前仲町
門前仲町駅10分、坪500万円
イノバス菊川
菊川駅3分、坪480万円
(坪単価はおよそです)
パークホームズの次期販売、2期4次の分譲は値上げする情報も出ています。でも値上げしなかったらパークホームズは買いですよね。
年収1千万円近い単身の方なら6千万円、2人で世帯年収(1人でも)1,500万円程度なら1億。手が届くうちに、ほぼ都心部に位置する両国エリアにマンションを購入しておくべきか。
都心部のマンションはますます高くなり二極化の様相ですから、将来を見据えて広い中古マンションを郊外に求める前に、両国で買える予算があるなら、このようなマンションをまず検討する方が良いと思います。近隣の中古マンションもまだ安いですから、出物があれば検討する余地があります。
なによりクレヴィアの上質なデザイン、設備、居住性が高い間取りが、やはり良いですね。価値があると思います。賃貸や、分譲でもシンプルすぎるコンパクトマンションより、暮らし始めてからの生活満足度は全然違います!例えば、2人の新生活を良好で楽しくしていくのに、住まいの満足度は大事な要素。
活発的に都心部で活動したり、清澄白河、浅草、蔵前界隈など人気スポットの散策、カフェめぐりが好きで、穏やかな住環境で暮らしたい方。新築マンションを探している若い単身層、カップルに、一度検討してみてほしい物件です。
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