今回は、「クオリティス東京六町」を紹介します。楽しみにしていた「つくばエクスプレス」(以下、TX)沿線の分譲です!
この記事の目次
物件概要・アクセス・立地
クオリティス東京六町
東京都足立区西加平2
つくばエクスプレス「六町」駅徒歩6分
東京メトロ千代田線「北綾瀬」駅徒歩18分
総戸数:地上7階建77戸
駐車場:15台
売主:ナイス
施工:東鉄工業
建物完成予定時期:2025年1月下旬
引渡し可能年月:2025年2月下旬
「六町」駅は、東京駅から12km圏。「北千住」駅まで直通5分、「秋葉原」駅まで同15分、一度の乗り換えで「東京」駅、「大手町」駅まで30分前後で移動することができる距離です。
「六町」駅1日の平均乗降客数は、2022年度が14867人で前年から1000人以上増え、2023年の速報値でも16500人前後まで増え続けています(TX公式HPより)。
駅周辺は歩道が広く整備された明るい街並みで、今まさに土地区画整理事業が継続中。新しい道路や公園が誕生し、宅地開発、一戸建ての分譲が行われています。
2026年度中には駅前に複合商業施設が開業予定で、ますます発展を遂げる期待感が高いエリアです。
マンション周辺は、大小公園も点在する穏やかな住宅街で、東京都心部に近い「ニュータウン」の様相。マンション近くにある「一ツ家第一公園」は、休日は朝からファミリーで賑わう大型公園です。
幹線道路、高速のインターチェンジが近く、車があれば便利に生活できるエリアですが、マンションから駅まで徒歩6分、徒歩10分以内にはスーパー、コンビニ、幹線道路「環状7号線」沿いに飲食チェーン店も点在しているので、車がなくても快適に暮らせる場所です。
クオリティス東京六町 主な間取り・予定価格
全77戸中、南向きが41戸、西向きが21戸、東向きが15戸。
第1期では南向き中心に、一部の東向きも売出されました。
主な間取りと予定価格です。
南向き
Dタイプ、64.07㎡
1階、6,090万円(坪単価約314万円)
3階、6,190万円(坪単価約319万円)
5階、6,490万円(坪単価約334万円)
Eタイプ、67.52㎡
2階、6,290万円(坪単価約308万円)
4階、6,490万円(坪単価約318万円)
6階、6,690万円(坪単価約327万円)
F2タイプ、62.64㎡
2階、5,890万円(坪単価約311万円)
4階、6,020万円(坪単価約318万円)
6階、6,190万円(坪単価約327万円)
Gタイプ、67.63㎡
1階、6,590万円(坪単価約322万円)
3階、6,590万円(坪単価約322万円)
5階、6,790万円(坪単価約332万円)
7階、6,890万円(坪単価約337万円)
東向き
Iタイプ、39.21㎡
平均坪単価は約320万円でした。
間取りは、単身~DINKS、ファミリーまで検討できる1LDK~4LDK、向きは、南向き、東向き、西向き住戸が用意され、間取りが良い部屋もけっこうあります。周辺は低層の住宅地のため、ほとんどの部屋が明るい住空間になりそうですが、一部の西向き棟で住環境にハンデがある住戸があります。
南向き1階の5戸は、専用駐車場付き(有料)。バルコニー側から車に乗れるのが良いですね。
月々のランニングコストは以下。
67.63㎡住戸
管理費:15,810円
積立金:6,760円
他、インターネット使用料など:2,019円
クオリティス東京六町のメリット・良さ
当マンションは、都心部まで近い23区アドレス、駅徒歩6分の好立地と、開放的で穏やかな住環境が大きなメリット!
駅周辺から一戸建ての住宅地が広がるエリアですが、駅徒歩6分かつ閑静な住宅地の好条件は限られてきます。周辺は低層の住宅地のため低層階から開放感があり、眺望も豊かです。
利便性重視、眺望、セキュリティ、マンション内コミュニティの醸成など、一戸建てでは味わえないマンションの特徴が好きな人であれば、検討を進める価値があります。
エリアの中で、特に重厚感あるレジデンスも、一戸建てには少ない強み。
帰宅時に高揚感を高めてくれる高級なエントランスデザインに、隣住戸との隔板は天井までの高いタイプ。
通常マンションの1.25倍耐震性がある「強耐震構造(耐震等級2)」は、大地震への備えが深刻化している中で、避難所として指定される学校や病院と同レベルの安心感が高い設計です!長期優良住宅の住宅ローン減税優遇、地震保険30%割引が受けられるメリットもあります。
クオリティス東京六町のデメリット
一方で、六町駅周辺で建て売りをみると、5千万円~6千万円前後で同程度の3LDKが駐車場付きで手に入ります。土地から注文住宅を建てても、もう少し金額を出せば、マンションで言えば80㎡級の大型3LDKや4LDKが建てられるエリア。
戸建ての居住性と比べると、60㎡台のコンパクトな3LDKが多く、新築分譲マンションの苦しい事情が見えます。がっつりファミリー層にとっては少し物足りない企画に映るでしょう。
もう一つは、共用施設がさみしい点。マンションなので、キッズルームやスタディルームなど、サードプレイス的な空間があれば、一戸建てとの差別化になったと思います。駐車場台数も少ないと思いました。
最後に・まとめ
周辺の中古マンションは、コンパクトからファミリータイプまで分譲されていますが、実績は多くありません。築5年で坪単価200万円前後の相場。新築との価格差に乖離があります。
直近の成約事例です。
メイツ北綾瀬トレエッセ
六町駅徒歩9分
南西角、4階、83.5㎡、4LDK
4,680万円(坪単価185万円)
パレステージ六町Ⅲ
六町駅徒歩5分
東向き、2階、55㎡、2LDK
3,700万円(坪単価222万円)
もともと足立区エリアに明るいファミリー層が、6千万円中盤~後半の価格帯についてこられるか未知数なところがあります。
とは言え、2024年現在の相場で、23区、駅近物件の3LDKが坪単価320万円、6千万円台は、新築としては妥当な価格帯。TX沿線の人気、将来性、駅近の利便性を踏まえれば、地元のファミリー層だけでなく、都心部が高くて断念した単身層、DINKSなど、エリアにとってのニューカマーを一定数集客できる企画だと思いました。そこを取り込めなければ、採算が難しそうです。
今後は、当マンションの価値を維持していく明るい要素が多くあります。東京都心部への距離的な近さ、人口、乗降客数が増え続けている計画エリア、TX沿線人気(延伸が決まれば最高です!)、商業施設の開業による賑わい、駅徒歩6分の好立地。
現在は中古マンション相場との乖離が大きいエリアですが、当マンションの坪単価320万円前後の部屋であれば、10年後で坪単価200万円台中盤から後半くらいの相場まで上昇していくのではと予想します(個人の見解なのでご参考までに)。
隣の八潮や、流山おおたかの森など沿線の街と比べると街の利便性は低く乗降客数も少ないですが、将来性は十分。子育て支援が充実している東京都アドレスのメリットも大きいです。
期待感が高まるつくばエクスプレス沿線の23区アドレスの強耐震構造の新築。都心部まで近い駅近の利便性が高い立地。長く安心して住めるマンションです!
24年10月1日追記、完売!
77戸を1年かけずに竣工前完売!城東エリアの分譲では、竣工まで時間がかかる分譲も多い中、ご相談も多く早かった印象。足立区や江戸川区の新築(板状タイプ)が、坪単価350~400万円前後まで上がってきました。今では、将来性ある駅、沿線の徒歩6分のファミリータイプが坪単価300万円前半、グロスで6千万円台では難しいでしょう。購入された方、新たな生活が楽しみですね!
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