2023年3月、観光客が戻ってきた浅草。今回は、東京都台東区に建つ「浅草タワー」を見学しました。オススメしたい中古マンションです!

マンションの概要・特徴

物件概要

浅草タワー
所在地:東京都台東区西浅草3
交通:東京メトロ銀座線「田原町」駅徒歩9分
東京メトロ日比谷線「入谷」駅徒歩9分
つくばエクスプレス「浅草」駅徒歩3分
東京メトロ銀座線「浅草」駅徒歩13分
都営浅草線「浅草」駅徒歩13分
東武伊勢崎線「浅草」駅徒歩12分
総戸数:地上37階地下2階建693戸(事業協力者住戸95戸含む)
専有面積:36.73㎡~155.49㎡
売主:藤和不動産、三菱倉庫、三菱地所
施工会社:フジタ東京支店
竣工年月:2012年2月

立地・周辺環境

マンションは、浅草の中心「吾妻橋」交差点から少し距離がある西浅草アドレスに建ちますが、複数路線、複数駅を利用できる便利なポジション。最寄り駅、つくばエクスプレス「浅草」駅(徒歩3分)利用で「秋葉原」駅まで直通5分、東京メトロ銀座線の「田原町」駅(徒歩9分)や日比谷線の「入谷」駅(徒歩9分)を利用すれば、「日本橋」駅(直通13分)や「銀座」駅(同17分)、「日比谷」駅(同23分)など都心部周辺へ快適にアクセスできます。

マンションの周りは、「浅草寺」(徒歩7分)など多くの寺社が点在し歴史情緒が色濃く残るエリア。「三社祭」を控える季節柄か、祭りの街を彷彿させる提灯が、ご近所の家々の玄関先に飾られていました。この近所に住む私の知人も、子供の時から祭りを楽しみにして神輿をかついでいたらしく、江戸っ子というか社交的な感じです。「金竜公園」を中心に、遊び回っている子供達も活発で明るい印象でした。

周辺の住宅地には、「これから祭り!」といわんばかり、軒並みに提灯が飾られていました。
「金竜公園」(徒歩1分)では、放課後の時間に子供達が活発に遊ぶ姿が見られました!
マンション周辺には徒歩10分以内に複数のスーパーがあります。

周辺の商店街には飲食店や商業施設も多く、「まいばすけっと西浅草2丁目店」(徒歩2分)「ライフ浅草店」(徒歩4分)、「SEIYU食品館」(徒歩6分)をはじめ、ディスカウントストアやコンビニが複数店舗あり、生活環境は良好です。

ランドスケープデザイン・共用部分

住宅地の中に建つ37階建ての「浅草タワー」は、近隣でもひときわ目立つ建築物。3方接道の敷地は、ゆとりある配棟により実に3,000㎡を超える公開空地をとることで周囲に圧迫感を与えず、開けた街並みづくりに貢献しています。

敷地北側の「金竜公園」より

敷地南側には、マンションの顔「エントランスアプローチ」と「藤棚のお祭り広場」が作られ、日が当たる明るい空間に。住人が行き来する広場は、浅草の伝統「三社祭」の神輿順路や御神酒所にもなっています。

敷地北側にも、道路を挟んで隣接した「金竜公園」と連続するように空地を確保。建物1階部分には認可保育所が入居し、子育て拠点としての役割も果たしています。サブエントランスと駐車場入り口も敷地北側にあります。

敷地南側と北側をつなぐ「水の小径」。建物に沿って造られた水盤が、粋な下町の情景を演出!

敷地南側の広大な「藤棚のお祭り広場」
敷地北側の公開空地。サブエントランスや駐車場の入り口もあります。
「水の小径」と、建物に沿って配置された「水盤」。目でも楽しませてく粋な佇まいです。

タワー内の共用施設は非常に充実していて、快適な生活を後押ししてくれます。

1階
エントランスホール
エントランスラウンジ
コンシェルジュカウンター
コミュニティプラザ(ベンダーコーナー)
認可保育所
防災センター
サブエントランス
駐輪場入り口

1階には吹抜けの大空間が広がり、ホテルのような洗練された空間を形成。造形美を施したオブジェが飾られている傍らには、対照的に神輿が置かれ(びっくり!)、歴史とモダンが融合された住まいを象徴しています。ガラス張りで陽光が入る明るいラウンジでは、住人が外の水盤を眺めながらくつろいだり、話しこんでいる姿があり、居心地が良い空間になっています。

「コンシェルジュカウンター」では、カーシェアリング、レンタサイクル、備品やカート貸し出し、クリーニングの受け渡しなど様々なサービスを受けられます。コンシェルジュの受付時間(9:00~18:00、年末年始は休日)が終わった後は、24時間有人管理の「防災センター」があるため安心です。

「コミュニティプラザ」は、通常キッズルームやパーティスペースとして、住人同士の交流や友人を招いて過ごすことができます。三社祭の時には所属している町会にも開放されるようで、地域住人が交流する役割も担います。

1階エントランス
1階、エントランスラウンジとコンシェルジュカウンター
ラウンジ内には神輿が置かれていました!
吹抜のエントランスホールはホテルのような豪華な空間!

2階
駐輪場、来客用駐輪場、レンタサイクル
自転車は、1階のエントランス横からスロープを上がって2階部分へ。屋内なので風雨からの劣化を防いでくれます。

2階部分にある屋内駐輪場

36階
ゲストスイート・宿泊専用のゲストルーム

屋上
緊急救助用スペース

地下1階
ゴルフレンジ
シアター・カラオケルーム
ミュージックルーム
スタディルーム
ベンダーコーナー
1階の共用施設の他に、地下1階にもサードプレイス的な空間が用意されています。

共用施設が集まる地下1階。スタディルームでは子供が学習していました。

地下2階
地下駐車場、来客用駐車場、バイク置場
地下2階の機械式駐車場へは、1階の敷地北側に設けられたシャッターゲートから入場します。

地下2階の機械式駐車場

タワーの構造面で見ると、地震災害時の被害を抑える免震構造、中央部吹抜けの外廊下仕様が特徴で、各階にはゴミ置場が置かれています。

セキュリティ面もしっかり設計されており、メインエントランス以外でも、サブエントランス、駐車場、駐輪場からの動線全てにおいて、住戸玄関含めたトリプルセキュリティが敷かれています。棟内の警備を担当する「セコム」が住戸キーを預かり、不在時や万が一の際の対応をしてくれます。「防犯セット錠」は、玄関施錠と防犯システムのセットを1本の鍵で行えるため、面倒無く防犯システムを作動させて外出することができて便利です。

中央部が吹抜けで外廊下設計のタワー構造

月々のランニングコストは以下。
(70.7㎡住戸)
管理費、17,710円
修繕積立金、13,230円
インターネット使用料、1,320円
町会費450円

防災拠点、地域との関わり、充実した共用施設がありながら、月々の負担は抑えられていると思います。

専有部・間取り

居住空間は、30㎡台のSTUDIO~150㎡台の3LDKまで多彩なプラン。外廊下のため、共用廊下側に面した部屋に開口部を設けた「田の字型」の間取りもあれば、複数の部屋がバルコニーに面したワイドスパンの間取りも用意されています。

住戸内の設備は、LD部分に「床暖房」、キッチンに「ディスポーザー」「食器洗浄乾燥機」、浴室に「浴室換気乾燥機」「保温浴槽」、他「タンクレスシャワートイレ」など、快適な設備が揃っています。

室内空間は二重天井設計で、LDの天井高は2,500mm(プレミアムフロアは2,900mm)、サッシは「T-1」等級、バルコニーの奥行きは1,840mmを確保。

浅草タワーに住むメリット

エンタメ性溢れる生活の楽しさに複数路線を使える利便性の高さ

なんといっても浅草で暮らす楽しさですね。日本国内でも有数の観光スポットで、周辺には楽しい場所がありすぎます!それと、東京都心部に隣接し複数路線が徒歩10分以内の利便性が高い立地。

マンションからすぐ、観光客で賑わう「合羽橋道具街」には、メディアでも紹介された食料品サンプル専門店や道具店が建ち並び、「かっぱ橋本通り公西会」は、どじょう、すき焼きを食べられる老舗から洋食屋などの飲食店、カフェが点在する楽しい商店街。隅田川の花火大会を見られる「浅草ビューホテル」(徒歩2分)にも、複数の飲食店が入居しています。

「浅草ROXS」(徒歩6分)は、ファッションや雑貨、飲食店、バッティングセンターやゲームセンターなどアミューズメント施設、他各種サービスが入居する複合施設。

2016年にオープンした、日本文化を紹介する商業施設「まるごとにっぽん」(徒歩7分)は、各地方の雑貨や食食料品を展開するお店や、地方の食材を活かしたレストランなどが入っています。

「浅草園芸ホール」(徒歩6分)で落語を堪能した後は、「ホッピー通り」(徒歩7分)で昼間から楽しく飲んじゃいましょう♪

商業施設が無数集まる「仲見世」「雷門」周辺も徒歩圏で、百貨店の「松屋浅草」(徒歩13分)も利用できます。

観光客で賑わう商店街「かっぱ橋本通り公西会」
東京メトロ・東武伊勢崎線「浅草」駅、「吾妻橋」交差点付近

浅草から東へ。「すみだリバーウォーク」を利用して隅田川を徒歩で渡ったところには、新しい複合施設「東京ミズマチ」ができました。更に足をのばして「東京スカイツリータウン」へいけば、併設する商業施設「東京ソラマチ」で1日遊べてしまいます。

逆に、マンションから西側エリアには「上野恩賜公園」があり、博物館、美術館、動物園などの公共施設が点在していて大人も子供も楽しめる一大スポットになっています。「上野」駅周辺は、おなじみの「アメヤ横丁」だけでなく、近年新しい商業施設も増え、買い物や外食するのに便利な場所です。

2020年に開業した東武伊勢崎線高架下の複合施設「東京ミズマチ」
「アメヤ横丁」や家電量販店などが集まった「上野」駅周辺。「上野の森さくらテラス」「UENO3153ビル」など新しい商業施設もでき、楽しめるスポットが増えました!

まだまだ紹介しきれない気がするのですが、浅草は、足元だけでなく周囲をエンターテインメント性豊かなエリアに囲まれており、シングルでもカップルでも家族でも、年中飽きずに生活を楽しめるポジションなのです。

圧倒的に快適な共用部でのタワーライフ

敷地の広さ、建物、戸数の規模感を活かした企画の素晴らしさを実感しました。

余裕ある敷地デザインに水辺の情景、浅草の歴史観を引き継ぐ藤棚の広場。ガラス張りの二層吹抜ラウンジは圧巻の空間。安心の免震構造にしっかり敷かれたセキュリティライン。コンシェルジュと24時間有人管理の防災センターで住人の要望にしっかり応え。地下1階のスタディルームから~36階のゲストルームまで住人を楽しませる豊富な共用施設。洗練と伝統が融合された住まいのありかた。

2層吹抜けでガラス張りの豪華な「エントランスラウンジ」。コンシェルジュカウンターもあり、住人が集う快適な空間。

このマンションに住めば、あらゆる生活シーンで利便性を実感し、楽しい時間を享受できるでしょう!

周囲で群を抜く高層階の快適な住空間

浅草界隈には無い希少なタワーマンションです。住む上で、抜け感ある眺望や日当たり、彩光条件の良い室内空間が、当マンションの大きなメリット。

高層階の共用部から見たパノラマ眺望!

特に、スカイツリービューや都心の夜景が楽しめる高層階の住戸、コーナーサッシュを用いた開放的な角住戸、天井高2,900mmを確保した37階のプレミアムフロアなど、タワーレジデンスならではの住空間が魅力です!

浅草タワー デメリット

界隈で暮らすメリットの裏返しにもなりますが、好き嫌い分かれそうなエリア特性が気になるところです。

「仲見世」を歩いても「合羽橋道具街」を歩いても、観光客でごった返し大変な賑やかさ。

三社祭には公開空地が神輿の立ち寄り場になり、マンション内でも祭りなどのイベントが開催されているようです。閑静な住宅地が好みな人、休日はゆっくり過ごしたい人、人付き合いや祭りなどの賑やかさが苦手な人にとっては、浅草の地域性が合わないかもしれません。

住まいを検討する際は、事前に最低限のことを調べておきましょう(関連記事)。

まとめ・最後に

どこをとってもレベルの高い造り、スケールの大きさ、練られた企画の良さに感動しました!2012年の新築時から相場は上がり続け、現在は坪単価400万円前後。高層階だけみると坪単価500万円近くの成約も確認できました(23年4月現在)。

エリアでは突出して素晴らしいマンション。これからも浅草エリアの雄であり続けると思います。

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