今回は、住まい・マンションのことを離れて、大好きな「星野リゾート」のことについて。先日1泊2日で滞在しましたが、やっぱり期待を裏切らない星野リゾートの魅力をまとめてみました。
この記事の目次
栃木県川治温泉にある星野リゾート
星野リゾートの魅力は、何といっても極上のサービス、おもてなし、そして最大の特徴である施設内での体験型イベント、アクティビティです。「~に旅行に行く」とか、「~を観光する」ための手段としての宿泊施設ではなく、星野リゾートに遊びに行くコトを目的とする宿泊滞在型エンターテイメントだと思っています。
星野リゾートの宿泊施設には、「星のや」「界」「リゾナーレ」ブランドに加え、その他の個性的なホテルがあります。中でも今回滞在した「界」シリーズは、”地域の魅力を再発見 心地よい和にこだわった上質な温泉旅館”(星野リゾートHPより)です。
料金は、およそどこの「界」も、大人1人20,000円~30,000円ほどでしょうか。庶民である僕にとっては高級旅館の類ですね。
今回は、栃木県の鬼怒川温泉から更に奥へ足を運んだところにある川治温泉、「界 川治」に行ってまいりました。
上記の通り、「界 川治」の魅力は主に3点でした。
1、 行き届いたおもてなし精神でくつろぐ
2、 イベント・アクティビティで楽しむ
3、 地域の和文化に親しむ
行き届いたおもてなし精神でくつろぐ
サービスなんて言葉で簡単には言い尽くせない、スタッフ1人1人の心からの、従業員一同のおもてなし体制。ディズニーリゾートのように「隙」がまるで無く、宿全体、従業員全員がサービスの価値観を共有して宿泊客に向き合ってくれます。
従業員一同、心からの声かけ
まずは、サービスの基本ですね。結局は人。人で始まり人で終わります。星野リゾートは2回目ですが、「おもてなそう」という気持ちが館内一体で共有されています。特に子連れだと実感します。すべてのスタッフが、子供を笑顔にしてくれる対応。送迎の運転手さんから受付スタッフまで、皆が必ず一言添えてくれたり、とても気持ちよく対応してくれます。従業員同士の私語や内輪のことを垣間見ることもなく、すべてが顧客に向いていて、本当に感心されられます。ここが一番難しいと思うのですが、顧客満足の前に従業員満足がまず満たされ、その上で会社の価値観、理念が共有されている組織の一体感を感じます。
アクシデントや顧客情報も全員で共有
顧客情報やアクシデントなどが館内で共有されています。今回、妻の具合が悪くて急遽、観光をせずチェックインの1時間前にフロント前で休むことにしたところ、1時間前のお部屋へのチェックインにて対応してくれました。その後どこからともなく、「奥様大丈夫ですか」「よろしければ、薬をご用意します。」「お食事もお部屋に持っていきますよ」と声がかかりました。
なにより、子供の誕生日月ということで、サプライズが。しかも一度だけではなかったので、びっくりしました。代わる代わる何人ものスタッフが、「おめでとう!何歳になったの?」と声をかけてくれ、息子は本当に嬉しそうでした。
まずはお部屋のウエルカムドリンクで「息子さんへ」とお祝いしてくれ、
食事の際には、特別に、お祝いのお酒と息子にはオリジナルドリンクを用意してくれました。
食事の最後には、デザートに誕生日おめでとうのプレートと、記念撮影までしてくれ、宿の写真と合わせて、後程ミニアルバムにしてプレゼントしてくれました!とても感激しました!!
時間を贅沢に使えるサービス空間
旅人が思い思いにゆったり過ごせる巨大ラウンジがサービス施設の顔。贅沢な時間を過ごすことができました。
コーヒーや紅茶は24時間サービス。コーヒー本当においしくて、何杯も飲んでしまいました。
星野リゾートならではのライブラリーもあります。
かゆい所に手が届くちょっとした気遣い
お部屋のアメニティグッズは、ちゃんと子供用と別れて置いてありました。そして大人用は、お土産でも販売していた風呂敷に包まれていて嬉しい限りでした。
ラウンジのコーヒーサービスは、ちゃんとしたコーヒーカップだけでなく、コンビニでよく見る持ち歩きカップも用意してくれていて、重宝しました。
ちょっとしたことですが、顧客側に立ったサービスです。
お風呂に行った際、帰りに違う人のサンダルになってしまい・・・なんて事がよくあると思いますが、サンダル用の番号札がわざわざ用意されていて、よく考えられているなと思いました。
お風呂あがった後のアイスクリームのサービスもちょっとした心遣い。
以上、従業員の心温まるお声がけから、サービス施設、痒い所に手が届くちょっとした心遣いまで、形だけでなく、やらされているわけでもなく、本当に顧客の立場に立ったおもてなしが考え抜かれていて、今回もくつろぐことができました。
イベント・アクティビティで楽しむ
なんといっても星野リゾートの最大のおもてなし。来訪客を「ノセて」くれる体験型アクティビティが魅力です。
和紙作り体験
栃木県名産の烏山和紙つくりを体験しました。
スタッフ直々に作り方を教えてくれます。創作する過程、和紙の魅力など、実際に体験することから親しみ、学ぶことができました。4歳の息子も楽しんでいました。
作った和紙は一晩しっかり乾かして、翌朝出来上がった和紙を届けてくれます。
息子と僕の2枚。
その出来上がった和紙をもって、陽が当たる離れの「紅琉庵」という小部屋にて、オリジナルのポストカード(?)作成を楽しみました。
息子が作ったものです。
前日の和紙作りから、翌朝実際に出来上がった和紙を用いてのアクティビティ。家族で楽しく過ごすことができました。
石臼で黄な粉つくり体験
子供でも回せる小振りの石臼を用いて、黄な粉を作る体験。
恥ずかしながら、豆を挽いて黄な粉を作るということを初めて知りました。
息子がハマりにハマって、何度も何度もうすを回して大量の黄な粉を作りました・・・。翌朝も「石回す~~~!」といって、朝から「ゴロゴロゴロゴロ」息子が石を回す音が館内に響き渡っていました。
実際に作ったきなこは、スタッフがわらび餅を用意してくれて、黄な粉をかけてデザートとしてその場でいただきました。
これがまた美味しい!!貴重な体験でした。
足湯
大浴場、露天風呂のほか、散策がてら外へ出て歩いたところに、足湯のスペースが設けられていていました。
何気ない足湯ですが、この寒い季節の中、温まりながら外の自然を堪能するという、贅沢な時間を過ごすことができました。
以上のようなアクティビティが、星野リゾートが滞在客を楽しませる最大の特徴です。車を所有しない僕みたいな機動力がない旅行客にとっても、どこへ観光するわけでもなく、星野リゾート内で様々な楽しみごとがあり、本当に来てよかったと思わせてくれる豊かな滞在時間になりました。
地域の和文化に親しむ、学ぶ
星野リゾートの中でも「界」という日本旅館。ここでは、館内あげて和の心を宿泊客に紹介し、日本の良き文化に触れてもらおうという精神が宿っています。
地域の文化・産業を紹介
まず、車寄せからエントランスまでのアプローチには、里山でなじみの深い水車小屋が。水車の仕組みを見て親しむことができます。
宿のエントランスから、ラウンジにかけて、里山の暮らしが何か所も展示されていました。
地域の産業を体験
上記で紹介したアクティビティの通りです。実際に日本文化、地域文化を体験しながら楽しく身近に学ぶことができました。
地域の名産品を装飾、展示販売
ホールの飾りつけ、間接照明かと思いきや、地元の工芸師の作品で展示販売しています。
ラウンジや露天風呂にも無数に垂れ下がっている「ひょうたんランプ」。
栃木県由来の特産品である「ふくべ細工」を地元のランプ作家がアレンジして作ったものだとか。
一つ一つのランプすべてに表情があって、本当に見ていて飽きませんでした。販売もしていました。
また、観光地にありがちなクッキー・キャラメル、おせんべいの類のお土産ではなく、地域に密着したお土産を販売しています。
客室の鍵のキーストラップも、売店で販売していました。
地元の作家さんによる意匠です。
私はあまりお土産の類には興味がないのですが、様々な産品に見入ってしまいました。
以上のような、和の文化に親しむ場面を重ねて重ねて宿泊客に紹介してくれることで、都会の喧騒から離れて日本の良き文化を身近なものとして思い起こさせてくれる、「界」はそんな日本旅館です。
最後に
星野リゾートは、宿泊滞在型エンターテイメント。中でも「界」という日本旅館。
掘りごたつもある家族3人には広すぎる贅沢な川沿いのお部屋で、
鬼怒川の眺めを見ながらくつろいで、
ひょうたんランプが垂れ下がる大露天風呂に何度も何度も入って、心身ともに温まって、
体験型アクティビティで楽しんで、
素晴らしい料理の数々を堪能して(最高に美味しかった!!)、
ラウンジでゆっくりして、
和の文化に触れ親しんで、
チェックインから、滞在型としてはうれしい翌朝12時のチェックアウトまで、おもてなし精神が共有されたサービススタッフに支えられて、ゆったり贅沢な時間を過ごすことができました。
今から、次は「どこの観光地へいこうか」ではなく、、、、「どこの星野リゾートへいこうか」と楽しみにあれこれ想像しています。
素敵な1泊2日の滞在時間でした!
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