再開発で盛り上がる金町エリア。まもなく販売開始する「プレミスト金町」のモデルルームを訪問しました!
周辺環境・立地
金町駅周辺は、江東5区の中でも、多岐にわたった再開発エリアとして注目されています。
現在、駅の北西側「新宿六丁目地区」では、「東京理科大学葛飾キャンパス」と「新宿みらい公園」を中心とした再開発が進行する中、すぐ隣「東金町一丁目地区」では、2030年に向けて、共同住宅や複合商業施設から構成される再開発事業が計画されています(関連記事)。
金町ではすでに3棟のタワーマンションが建ち(ヴィナシス金町タワーレジデンス、シティタワー金町、プラウドタワー金町)、「東金町一丁目」の再開発では、4棟目が建つ予定。
都立公園最大の面積を誇る「水元公園」や、江戸川の河川敷が徒歩圏内で、自然に恵まれた環境の傍らで暮らせるのも、金町エリアの魅力です。
「プレミスト金町」は、再開発が進むエリアとは逆の駅から北東側、駅徒歩7分に立ちます。
物件概要・マンションの特徴、良さ
プレミスト金町
東京都葛飾区東金町3
千代田・常磐緩行線「金町」駅徒歩7分
京成電鉄金町線「京成金町」駅徒歩8分
用途地域:第一種住居地域・準工業地域
総戸数:15階建て124戸
専有面積:35.33㎡ 〜 76.11㎡
間取り:1LDK ~ 3LDK
管理費:未定
修繕積立金:未定
駐車場台数:25台
(月額使用料:未定)
自転車置場:239台
(月額使用料:未定)
バイク置場:2台
(月額使用料:未定)
ミニバイク置場:2台
(月額使用料:未定)
売主・販売代理:大和ハウス工業、小田急不動産
売主:三信住建
販売代理:レシアスコーポレーション
施工:大京穴吹建設
管理会社:大和ライフネクスト
入居予定:2022年3月下旬予定
このマンションは、単身、DINKS層をメインターゲットとしています。124戸中、3LDK住戸は35戸のみの設定。
「プレミスト金町」の良さを端的に言えば、小型1LDK~2LDK中心のマンションとしては、ランドスケープデザイン、共用サービス、住戸内設備が一般的なファミリータイプのマンションと同様か、それ以上に充実している事です。
再開発が進む「新宿六丁目地区」や「東金町一丁目地区」は、大規模マンションが多く、若いファミリーで賑わっている一方で、当マンションが建つ立地周辺は、再開発がかからない昔からの住宅地で落ち着いて暮らせるエリアなので、ターゲット向けなのかもしれません。
逆にファミリー層であれば、マンション内でのコミュニティ醸成や街並の特徴なども踏まえ、駅から少し距離があっても再開発エリアの「シティテラス金町」が選びやすいと思いました。
都心部のマンションが高騰する中、競合は台東区や荒川区、もしくは沿線の快速停車駅、松戸や柏などのコンパクトマンションになるでしょうか。
当マンションで気になった主な点は、東向き棟が大通りに面している点です。
水戸街道から分かれた支線ではありますが、トラックなどそれなりに交通量があります。対面のマンションまで離隔は十分取れていて開放感はありますが、抜け感は一部制限されます。
夜間における女性の一人歩きを考えると、駅からの徒歩経路に寂しい動線箇所が少し含まれるのも気になりました。
もう1つ。バルコニーの奥行きが無い点です。70㎡超の住戸では1,800mm~2,000mm程の奥行きが一般的であるのに対し、1,000~1,500mm前後しかなかったり、バルコニーの一部が転落防止のため踏み入れられないサービスバルコニー化している住戸もあり、満足に家族の洗濯物を干したり、プランターを並べたり、ボリューム感あるファミリーの使い勝手が限られてしまうと思いました。1LDKなど小型住戸なら気になりませんが。
総じて、単身者、DINKS層には選びやすいマンションになります。
ランドスケープ・共用施設
コンパクト住戸中心のマンションながら、124戸の規模感と、若い人の目も惹きそうなモダンなデザイン。
配棟は以下の通りです。
A棟(東南向き15階建て)
B棟(東南向き8階建て)
C棟(西向き6階建て)
D棟(北向き5階建て)
既述の通り、東向き住戸は、大通り沿いの喧噪が気になりますが、西向き、北向き住戸は、低層の住宅地を向いているため、静かで明るい住空間の中、中層階からは抜け感がある眺望も臨めそうです。
北向き住戸は日当たりを期待できないものの、日中でも自宅での時間を大切にしている人は、西向き、北向きの方がライフスタイルに合っているかもしれません。
金町駅方面の「メインエントランス」に加えて、江戸川、水元公園方面に「サブエントランス」が設けられます。
主な共用施設とサービスです。
「サブエントランスホール」
(ワーキングスペース)
「ベンダーコーナー」
「e-book」
(常時200冊以上の電子雑誌が無料)
「カラエト」
(月々数百円で利用できる収納アウトソーシング)
「サブスクライブ」
(家具、家電を月額定額で利用できるサービス)
「レンタサイクル」
「宅配ボックス」
「防災備蓄倉庫」
「屋上広場」
※花火大会の日に開放予定
時代を反映した施設、サービスが充実しています。室内空間は余裕があるとは言えませんので、「サブエントランスホール」のワーキングスペースでお茶を飲みながらリモートワークをしたり、仕事で疲れたら「レンタサイクル」を利用して江戸川河川敷で癒やされたり、収納が足りなければ、「カラエト」の収納サービスを利用するなど、それぞれ居住者のライフスタイルにあった暮らしを楽しむことができそうです。
管理費・修繕積立費などランニングコストは未確認です。
設備・仕様
主な設備
「床暖房」(一部住戸除く)
「食器洗い乾燥機」(一部住戸除く)
「ディスポーザー」
「フィオレストーンカウンター天板」
「ソフトクローズ」(キッチン・洗面室とも)
「洗面室吊り戸棚」
「ローシルエットトイレ」
「キャビネット付き手洗いカウンター」
「トイレリモコン」
「玄関電子錠」
「ディスポーザー」「フィオレストーン天板」「手洗いカウンタ-」など、一般的なファミリータイプのマンションより、特に水回りは充実しています!共用廊下側の窓にルーバー格子は欲しかったですね。
主な仕様
二重床二重天井
サッシ等級(T-1、T-2)
先ほど触れたように、バルコニーの奥行きの無さが残念なポイントでした。
プレミスト金町 間取り・予定価格
平面図です(4階)。
124戸中、1LDK~2LDKが中心です。3LDK住戸も35戸設定されますが、70㎡以上は23戸のみ。
モデルルームは、Jタイプ、63.48㎡を見学できます。3LDK設定ですが、2LDKに変更しています。単身者やDINKS層が見れば、この広さであれば十分ですし、設備の良さにテンションが上がるでしょう。
主な間取りと予定価格です。
Aタイプ、35.33㎡、1LDK
2階、2,800万円台
Bタイプ、75.47㎡、3LDK
2階、5,200万円台
7階、5,600万円台
10階、5,800万円台
Cタイプ、49.21㎡、2LDK
7階、3,800万円台
Hタイプ、75.03㎡、3LDK
6階、5,600万円台
Iタイプ、47.66㎡、2LDK
4階、3,700万円台
Lタイプ、55.64㎡、2LDK
1階、3,800万円台
4階、4,100万円台
Qタイプ、48.16㎡、2LDK
1階、3,200万円台
3階、3,500万円台
Wrタイプ、70.37㎡、3LDK
7階、5,600万円台
平均坪単価は260万円前後でした。
間取りの種類が多いので、選び甲斐があります。小型住戸でも「ルーフバルコニー付き」が数戸用意されています!
Urタイプ、40.97㎡、1LDK
ルーフバルコニー面積、37.45㎡
日中、室内で過ごす時間を大切にしている人は、西向き住戸か北向き住戸、日中出かけている事が多い人であれば、大通り沿いの東向き住戸でも良いでしょう。
住宅ローン控除の対象面積も40㎡に変更されているので、こちらも検討材料としてはプラスになります(モデルルームで要確認)。
また、マンションを選ぶときは、周辺環境や住環境、ハザードマップなどを事前によく確認しましょう(関連記事)。
まとめ・最後に
単身者、DINKS層にとっては、特に魅力があるマンションです。
ファミリータイプが多いエリア内では差別化されていて、ファミリータイプなみの規模感があるランドスケープに共用施設、水回り中心に充実した設備仕様などを踏まえ、女性でも積極的に選べるのではないでしょうか。
街が大きく変わろうとしている今だからこそ、これまでの金町の支持層だけでなく、少し広域から新たなターゲット層を取り込むべく、コンセプトを絞って、しっかり造り込んだ、さすが「大和ハウス工業」の分譲マンションだと思いました!
23年8月7日追記、竣工後訪問
入居が1年以上前になりますが、ようやく晴れの日に写真が撮れました。
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