子育てに優しいマンションとは?自分のマンション住まいにおける子育てを振り返りつつ、まとめてみました。

マンションと子育ての関係

マンションを選ぶにあたり、駅近などの立地や周辺の環境は、誰しも大事にしているポイントでしょう。

マンションには建物を共有する人がたくさん住んでいます。住人と共用する便利な施設もあります。合わせてマンション独自の特徴だけでなく、住まい一般的に共通する特徴のもと、気をつけるべきこともあります。

以上を踏まえた上で、子育てに優しいマンション選びや入居後に注意すべき、以下5つの視点から掘り下げたいと思います。

・子供の保育環境の確保
・子供の安全・安心な生活への配慮
・子供と楽しく住むための部屋選び
・パパママの子育て支援
・マンション住人への配慮

子供の保育環境の確保

子供ができたら、伸び伸びと健康に育てたい、たくさん本を読んであげたい、習い事をさせてあげたい、教育が充実している学校に入れてあげたい、親はそう考えるものだと思います。

近隣に自然、大きな公園

広大な自然や公園に近いところに居を構えられたら最高ですね。

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郊外だけでなく、東京都内、都心部で交通利便性が高いエリアにも巨大公園や自然の宝庫はあります。「都内の公園広さランキング」みたいなサイトもあるので、ぜひ、住みたいエリアにおける巨大公園をググってみてください。東京イーストエリアでも、自然豊かな公園に囲まれたマンションをたくさん見てきました(関連記事)。

徒歩200メートル以内に遊具がある公園

小さくても、ブランコ、滑り台など「遊具がある」公園。非常に大事だと思っています。

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遊具があると、子供同士で譲り合ったりコミュニケーション力が醸成されます。もちろん子供は楽しいし、外で遊びたがるきっかけづくりになります。そこで何より大事になるのは、マンションから200メートル以内、徒歩2~3分の範囲にあること。小さい公園に行くのに5分かかると足が遠のきます。天気が悪くても、ちょとした時間しかなくても、親も子供も外遊びをする癖がつくので、200メートル以内に出かけやすい遊具がある公園があれば良いですね。

児童館、図書館、スポーツ施設が近くにある

息子はとても助かりました。児童館で様々な文化的イベントがあって楽しめたり、図書館で絵本を読む習慣を養いました。もちろん体を動かすこともできましたし、妻は児童館を通じてたくさんのママ友と顔見知りになりました。幼稚園に通う前、未就学の子供にとっても社交性を培う場になります。また、我が家の傍には区のスポーツ施設があり、子供の習い事も盛んで、ママ友同士、子供同士のアクティブな交流の場にもなっています。特に雨の日は、近くにこういった施設があると本当に重宝しますよ。

幼稚園、保育園、小学校など教育施設

通わせたい有名私立幼稚園の近隣、著名公立小学校の学区にマンションを探す人が最近多いようです。マンションから徒歩圏内に複数の幼稚園があることも大事ですが、幼稚園は基本、園バスが迎えに来てくれるので、幼稚園の園バスが方々からルートとして集まるような、要所エリア付近にマンションを探すことも大事です。

今の時代、共働き夫婦にとっては、保活問題は非常に大きいですね。マンション選びをする前に、待機児童数や保活に役立つ情報をしっかり集めておきましょう。

近隣に大型商業施設があるか

家の中でずっと幼子と二人きりでの子育て環境は、ママにとっては特に息が詰まることが多いと思います。そこで徒歩圏内にショッピングモールがあることが、子育ての大きな味方になります。

『子供と二人でやることがない時、子供がぐずった時、近くのショッピングモールに行って時間つぶしができるだけで、どれだけ助かったか』友人談。

モールには、赤ちゃん本舗、ベビーザらスなどの店があったりします。『子供が小さいときは、歩いて行ける範囲に、かさばるオムツや子供の日用品を買いに行ける場所があって本当に重宝した』妻談。

大規模マンション

一般的に大規模マンションは子育てに向いています。人が集まれば子供も増えるのは当然なので、ハード面、ソフト面ともに、子育て環境についても充実します。大規模マンションの充実した共用施設の中には、キッズルームやスタディルームなどが用意される場合が多く、乳幼児だけで無く、小中学生、高校生になっても、スタディルームで勉強している子供を見かけます。また、大規模開発は、敷地内に公開空地として公園や緑地を設けている場合が多く、マンション周辺で遊べる環境が多いことも確かです。

更に、ファミリー世帯が集まりやすい大規模マンションは、マンション内コミュニティの中で情報交換に役立ったり、ママ友同士で不慮の事態の際に相互協力体制が敷けたりと、何かと子育てに優しい住居形態になります(関連記事)。

以上、子供を育てる事を考える時に、伸び伸びと自然の中で育って欲しいのか、有名な小学校に行かせたいのかなど、何が家族の価値観の中で優先的に大事な事かを踏まえ、立地、マンション形態、近隣の環境や施設についてはよく見ておきたいです。

子供の安全・安心な生活への配慮

昨今、子供を襲う事件や事故が後を絶たず、1人の親としても本当に心が痛みます。子供が安全にすくすく育つ周辺環境の確保は本当に大事です。

周辺の交通環境

重要です。マンション周辺、子供が歩く動線に大通りや交通量の激しい交差点がないか

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また、道路幅は狭くても、車がスピードを出してくる抜け道が周辺にないか

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ちなみに、周辺の道路や車の流れを読み解ける「車好き」の人に聞くと、周辺道路が安全か否か理解が深まると思います。

通学校への距離

子供を住まい周辺の公立学校に通わせたい場合は、マンションを検討する際に、必ず通学校を確認しておきましょう。80m=徒歩1分は大人の足での換算です。特に小学校低学年の事故が多く、できたら小学校は、大人の足でも5.6分以内、更に大通りを渡らないような環境だと安全ですね。

幼稚園まではママや園バスが送り迎えをします。また中学校にもなれば自分の安全は自分で守れるようになるでしょう。その間の特に小学校低学年が一番危ない時期だと思っています。

夜間環境

中学校、高校に通うようになっても、女の子を持つ親にとって夜間環境は心配ですよね。

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街灯の明るさは十分か、静かすぎない環境か、物件周辺において休日の夜、平日の夜も事前に歩いて調べましょう。

住戸内設備

子供が安心して住める住戸内の設備仕様についてです。角部屋だったら、窓越しにベランダがあれば、子供が転落しても安心です。

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角の部屋にベランダがなければ、窓にちゃんとチャイルドロックが付いているか

f:id:murakoshi5:20180510233525j:plainキッチンコンロのチャイルドロックはあるか、など、マンション住戸における、子供に優しい設備をよく確認しましょう。

ベランダで気をつけたいこと

ベランダからの落下事故が後を絶ちません。子供がベランダの手すりをよじ登ってしまわないよう、ベランダに置く物の配置には気をつけましょう。室外機の置き方には注意です。手摺から十分に距離を置くこと。

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またベランダで楽しむウッドチェアやテーブルなど趣味の物がある場合も、小さい子供ができたら置く必要があるかも含め、置き場所を再確認しましょう。

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住人同士のコミュニティ、イベント

マンションならではですね。防災イベントをやったりします。またイベントに参加して顔見知りになることで、ご近所さん同士、安全を確かめ合う機能発揮にもつながります。マンション内のイベントなどには積極的に参加したほうが良いと思います。

子供と楽しく住むための部屋づくり

主に間取りです。最近では、子育て環境を支援する間取りを提供する物件も見られるようになってきました。例えば、リビングダイニングに子供のワークスペースを設けた間取り。

また、廊下を減らし、リビングダイニングと2つの洋室(子供部屋)を引き戸で繋げることにより、親子でのコミュニケーションを豊かにできるよう、下記画像のように間取りを工夫している物件も中にはあります。

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一般的に楽しく住まう間取りを提供している会社から選ぶと、子育てにも優しい部屋になるでしょう(関連記事)。

中でも、コスモスイニシアが分譲するマンションは、家族が住みやすいようにコンセプトをもって間取りづくりに努力しているマンションブランドです(関連記事)。

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時代背景の変化の下、マンションのコンセプトとして、子育て支援物件は増えてきています。

パパママの子育て支援

世の中のパパさん!子育てをするママを支援することも大事ですよね!

両親(ジジババ)との近居を考える

女性の社会進出、少子高齢化といった社会問題が大きくなる中、近年、お互いの両親と同居までしなくても、電車や車で30分以内ほどのエリアに住む「近居」が注目されています。パパママのメリットとしては、両親(ジジババ)に適宜、時間的にも経済的にも子育てを助けてもらえることです。惜しみなく助けを乞いましょう。

行政支援

子育て支援だけでなく、上記の「近居」についても、行政の援助が最近増えてきています。僕が住んでいる区では、私立幼稚園に子供を通わせると月にならして数千円の補助金が出るのですが、隣の区では、なんと毎月26,000円の補助金が出ます!これは子供が産まれてから調べてわかったことでした。

パパママが楽しく子育てできる支援策はどんなものがあるのか、できるだけのことを準備しておきたいと思います。

マンション住人への配慮

マンションに住むからには、子供の大声やドタバタなど、特に階下の住人への配慮は欠かせません。階下の住人から子供の騒音でクレームをもらってトラブルになった友達を何人か知っています。

1階住戸を選ぶ、また階下が共用施設やエントランスである住戸を選択できれば、そういったストレスから解放されるかと思います(ただし音は上にも行きますので注意)。

共用施設としては、キッズルームがあると便利です。

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外へ出られない雨の日など、室内でなくキッズルームで遊ばせることができるからです。一日中、室内でドタバタ騒いで階下の住人に迷惑をかけなくてすみます。

階下の住人への挨拶は必須です。入居時と出産してから赤ちゃんを抱っこしての2回。迷惑をかけるかもしれない気持ちをしっかり伝えましょう。以下、スムログの記事では、子育てに配慮した、マンション住人への配慮について触れています(参考記事)。

最後に

以上、僕の子育て経験も踏まえて、子育てを重要視する人がマンションに住もうとする場合、何が大事な事なのか、特にいま現在、子供がいない方に向けて、子育てのリアルをできる限り洗い出してみました。

・子供の保育環境の確保
・子供の安全・安心な生活への配慮
・子供と楽しく住むための部屋選び
・両親(ママ)の子育て支援
・マンション住人への配慮

子育ては数年、10年くらいといいますが、子育てに優しいマンション、子育てに対して周辺環境を考えること、気をつけることは、子供に対してだけでなく、誰にとっても優しいマンション選びになりますので、一般的な住まい選びの参考にもしていただければと思います(関連記事)。

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