外観完成予想CG
(出典:イノバスすみだ八広 公式HP)

「オープンレジデンシア」がブランドを一新して、「イノバス」になりました。今回は、墨田区に分譲中の「イノバスすみだ八広」を紹介します。​

物件概要

イノバスすみだ八広
東京都墨田区八広6
​京成押上線「八広」駅徒歩4分
用途地域:​準工業地域
敷地面積:​1,131.98㎡
建築面積:​701.50㎡
延床面積:​2,619.11㎡
総戸数:5階建て48戸(うち非分譲7戸)
専有面積:​36.59㎡~65.00㎡
間取り:​1LDK~3LDK
駐車場台数:​4台
売主:​オープンハウス・ディベロップメント
施工:​多田建設
建物完成予定:​2026年5月上旬
入居予定年月:2026年6月中旬

現地案内図
(出典:イノバスすみだ八広 公式HP)

イノバスすみだ八広 メリット・良さ

墨田区八広エリアは、荒川を渡らない都心部に近接したポジションで、主要部へのアクセスが良好。最寄りの「八広」駅から京成押上線に乗れば「日本橋」駅へ直通17分、銀座、新橋エリアにも直通、短時間で移動が可能です。

マンションは「八広」駅徒歩4分の好立地。アクティブな若年層には時短生活の助けになります。都心部に近く、駅近立地が当マンションの強みであり、当マンションに暮らす大きなメリット。

ランドプラン・共用部

敷地は、駅周辺の通りから一歩入った場所。4方向を接道、周囲は低層の建物が多い住宅地のため、開放的で閑静な住環境です。

マンション現地(敷地北側より)

全戸西向きで、バルコニー前は4m道路に加えてセットバックするため、7~8m程度の離隔を確保。それほど圧迫感はなさそうで、4階くらいから抜けてきそうです。

敷地西側は低層の住宅地(画面奥)
敷地西側、バルコニー手前の環境。住棟は囲いより3~4m前後セットバックされます。

建物外観は、低層で幅の広さがしっかりきいており、エントランスも石調の素材で覆われた重厚感あるデザイン。バルコニー面の壁にはタイルを用い、1階部分の敷地回りには植栽を豊かに使用、コンパクトなマンションながら存在感がある佇まいになっています。

エントランス完成予想CG
(出典:イノバスすみだ八広 公式HP)

共用部はシンプルですね。24時間対応可能なゴミ置き場、メール、宅配ボックス、駐輪場くらい。ゴミ置き場には前室を設置、匂いの広がりを防止する役割を担います。エレベーターホールを住棟に組み込まず、独立しているのが良いですね。動線の快適さもですが、総じて全ての住戸の形を良くしています。オートロックは1か所。玄関前のインターホンにカメラはありません。

主な間取り・価格 専有部の仕様について

専有部については、間取りが良いと思いました。リブランドした「イノバス」シリーズですが、当物件も居住性は高め。特に「オープンレジデンシア」シリーズでは、LDに柱の浸食があって家具の置き方が難しかった物件が多かったのですが、本物件はLD面の柱を室外にしてすっきり。他居室の形も良く効率的な空間になっています。1LDK住戸でも、空間全てをうなぎの寝床のようにせず、廊下部分以外の居室が設置される箇所はスパンを広げるなど工夫が見られます。

主な間取りと一部の価格です。

Eタイプ(36.91㎡)
1階、4,188万円(坪単価337万円)

Eタイプ、36.91㎡
(出典:イノバスすみだ八広 公式HP)

Fタイプ(41.08㎡)
1階、3,488万円(坪単価312万円)

Fタイプ、41.08㎡
(出典:イノバスすみだ八広 公式HP)

Gタイプ(47.84㎡)
2階、5,288万円(坪単価365万円)

Dbタイプ(45.56㎡)
1階、4,488万円(坪単価325万円)

Dbタイプ、45.56㎡
(出典:イノバスすみだ八広 公式HP)

Baタイプ(54.08㎡)
1階、4,988万円(坪単価305万円)

Baタイプ、54.08㎡
(出典:イノバスすみだ八広 公式HP)

間取りは1LDK~2LDK中心で。3LDKはA2タイプ(65.00㎡)の1プランで販売住戸は2戸のみ。

オーダーシステム対応で、​住空間をカスタマイズできるオーダーシステムを採用しています(無償プランと有償プラン)。​

2階から単価がぐんと上がりそうなので、平均坪単価は350~後半くらいでしょうか。

住戸内設備については、食器洗い乾燥機が非装備など最低限ですが、賃貸マンションからの住み替えであれば快適なものは一通り揃っています。LDには床暖房が装備。断熱効果があるLow-E複層ガラスを採用、西向きなので、西日の不快感を和らげてくれるでしょう。

月々のランニングコストは以下。

Baタイプ(54.08㎡)
管理費、15,400円
修繕積立金、7,800円
町内会費、300円
インターネット使用料、1,540円
初年度月額合計、25,040円

周辺環境、生活面について

駅に近い場所なので、生活利便施設は比較的揃っています。

「八広」駅(徒歩4分)

以下は、徒歩10分以内の商業施設

ファミリーマート八広六丁目店(徒歩2分)
くすりの福太郎八広駅前店(徒歩3分)
まいばすけっと八広6丁目店(徒歩3分)
ビッグ・エー墨田八広店(徒歩4分)
ファミリーマート八広駅前店(徒歩4分)
コーナンドイト東向島店(徒歩7分)
アコレ八広1丁目店(徒歩8分)

外食できる場所も蕎麦屋など少しですがあります。

荒川の河川敷まですぐ出られるので、散策したりジョギングしたり自然の中で気分転換できる環境も整っています。

荒川河川敷・八広水辺公園(徒歩5分)

通学指定校
八広小学校(徒歩5分)
​吾嬬第二中学校(徒歩10分)​

ハザードリスクについて。八広エリアは荒川の近くで万が一の際に浸水リスクが高く、日ごろの備えを怠らないようにしたいエリア。他、マンションを検討する際は、周辺環境面など最低限の下調べをしておきましょう(参考記事)。

イノバスすみだ八広 デメリット

共用施設が物足りなく感じました。「余計な共用部を削ってコストを価格へ転嫁」が、当ブランドの特徴なのですが、若年層の入居を狙った時に、賃貸マンションでも若い人のライフスタイルをくすぐるような企画を取りいれるマンションが増えています。

まとめ 最後に

八広は昔ながらの街並みが残るエリア。再開発を進めてきた押上、曳舟エリアに対して出遅れている感は否めません。「八広」と聞いてもピンとこない人が多いと思います。

近隣のコンパクトマンションの取引ですが、徒歩10分以内、築10年以内の築浅では、今年に入って坪単価300万円近くで2件成約されており、築年数を除くと、1年間で比較的活発に取引されています。

日本橋や銀座まで直通で近く、隣駅の曳舟や押上まで自転車で出れば休日を満喫できる環境が身近にあります。そのあたりが、単身者やDINKS層に京成押上線沿線、東向島、八広周辺が好まれている傾向にあるのではと推察します。更に、本来利便性が高い都心部で居を構えたいところですが、不動産相場がこれだけ高騰していますから、利便性が高く相場が比較的低い当エリアは穴場的な場所。

平日も休日も、都心部や主要スポットに出かけるアクティブな若年層であれば、短時間で都心へ出られて駅徒歩4分の好立地ですから、検討しやすいマンションになります。

現在、曳舟アリアで分譲されている「ブリリア曳舟」は、1LDKと2LDKが300万円後半~400万円中盤。ポジションは当マンションより更に良く、マンションの企画の良さもありますから、穴場である八広での当分譲の旨味は価格であることも確か。比較して価格差に納得できれば、良い選択肢になると思います。

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